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2022年12月22日(木)

岸田首相、豪華会食続き

庶民には大増税押し付け

 「(軍事費の)安定財源は、今を生きるわれわれが将来世代への責任として対応すべきだ」―。岸田文雄首相は16日の記者会見で、同日に閣議決定した「安保3文書」に基づく大軍拡を実行するため、増税で1兆円強の財源を確保することを表明しました。ところが、庶民に大増税を押し付ける一方、自身は頻繁に会食を繰り返しています。

 16日の「首相動静」を見ると、岸田首相は東京・千代田区の高級ホテル「ニューオータニ」で会食を2回しています。

 昼食は日本料理店で、自民党の麻生太郎副総裁、茂木敏充幹事長、松野博一官房長官との会食です。一番安い牛フィレステーキ御膳でも1万円以上します。

 同日夜、記者会見後に向かったのはすき焼き店です。木原誠二官房副長官、自民党の亀岡偉民、大西英男両衆院議員らとの会合に出席し、岸田首相は「皆さんのおかげで年を越せそうだ」と述べたといいます。松阪牛のすき焼きが看板メニューで、1人約5万円のコースもある高級店です。

 13日夜は、都内の日本料理店で関根正裕商工中金社長らと会食。最低料金は1人3万8500円から。19日夜は、都内で日本料理店、鳥料理店の2店をはしご。茂木氏らと今後の政権運営について意見交換したとみられます。

 政治家にとって意見交換は大切な仕事ですが、こうした料亭政治は10円、100円の節約に腐心する庶民の暮らしとはかけ離れたものです。コロナ禍と物価高騰で苦しむ庶民の声を聞き、全ての人の「年越し」を支援することこそ政治の仕事ではないでしょうか。(目)


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