2022年12月21日(水)
辺野古新基地中止を
ヘリ基地反対協 沖縄防衛局に要請
![]() (写真)辺野古新基地建設の中止を求めるヘリ基地反対協のメンバー(左側)=20日、沖縄県嘉手納町の沖縄防衛局 |
沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する「ヘリ基地反対協議会」は20日、同県嘉手納町の防衛省沖縄防衛局を訪れ、工事中止を要請しました。
本部港塩川地区(本部町)で行われている新基地建設の埋め立て土砂の搬出作業について、防衛局は当初、地元に対し1日に10トンダンプ160台相当の石材を運搬すると説明していました。
しかし、搬出作業の監視・抗議行動を続けている「本部町島ぐるみ会議」の集計では現在、1日に10トンダンプが500台~700台、多い時で900台に及んでいます。同会議の女性(73)は要請でこの点を指摘し、「約束違反をしているにもかかわらず、住民に何の説明もない」と追及しました。
防衛局調達部調達計画課の谷幸二課長補佐は「地元の採石業者などが情報提供、意見交換をしている」と述べましたが、いつ誰と意見交換したかは明らかにしませんでした。
女性は、住民側は意見を聞かれていないと反論し、「約束も守れず説明もできないなら土砂搬出をやめ工事を中止すべきだ」と求めました。









