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2022年12月21日(水)

平和・ジェンダー平等

デニー知事、中満上級代表と面談

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(写真)国連の中満事務次長(左)と面談するデニー知事(その右)=20日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は20日、国連の中満泉軍縮担当上級代表(事務次長)と県庁で面談しました。デニー知事は「かつて激しい戦闘に住民が巻き込まれた沖縄から、お互いが将来を見据えてあるべき方向に協力していきましょうと呼びかけていきたい」と述べ、国連を訪問して平和を訴えることに意欲を示しました。

 デニー知事は「ジェンダーの観点もそうですが、平和のためにという考え方がよりいっそう話し合われる環境をつくっていきたい」と表明。中満氏は「平和の問題、格差、不平等、気候変動といったことすべてにジェンダーの視点を生かしていくことで大きな課題も解決に結びつく」と応じました。

 デニー知事は「ただ男女共同参画までもっていくのではなく、さらに女性の存在をクローズアップさせた方が世の中はもっと豊かになる」と語りました。

 中満氏は、対人地雷禁止条約や核兵器禁止条約など、歴史的に変革の背景には必ず女性運動や女性の声があったと述べ「重要な節目に女性たちは活躍した。それと同じようなことが沖縄でもあっただろうと理解している」と話しました。

 その上で中満氏は、「女性の活躍をもっと正面に出し、市民社会の活動だけではなく政治的・経済的なところで決定を下すリーダーシップのポジションにどんどん女性を押し上げていくことは、すごく重要なことだ」と強調しました。


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