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2022年12月20日(火)

平和・ジェンダー平等実現を

婦団連総会 方針・アピールを採択

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(写真)婦団連総会であいさつする柴田会長=17日、東京都内

 日本婦人団体連合会(婦団連)は17日、東京都内とオンラインを結んで総会を開きました。来年の創立70周年に向け、憲法と女性差別撤廃条約に基づく平和とジェンダー平等の実現をめざして女性の共同行動を広げる方針とアピールを採択。岸田政権の「安保3文書」閣議決定に抗議し、撤回を求める特別決議を採択しました。

 あいさつした柴田真佐子会長は、安保3文書の閣議決定に「こんな暴挙は断じて許すことはできない」と表明。敵基地攻撃能力の保有は、専守防衛を覆す重大な憲法違反だとのべ、「『戦争する国』づくり反対、大軍拡ストップ、いのち・暮らし最優先の政治を求めて女性の共同を大きく広げていきましょう」と呼びかけました。

 議案提案をした千代崎せつ子事務局長は、政府の軍事費2倍化路線を批判。暮らしと福祉・教育の充実を求めるとりくみ、大軍拡と9条改憲を許さず憲法を守るとりくみを進めようと訴えました。

 ジェンダー平等政策について、復古主義的な右派勢力による妨害や、自民党と統一協会との癒着で大きくゆがめられてきた一方、世論と運動の広がりをうけ、女性支援新法制定、民法・刑法改正など少しずつ前進しているとのべ、運動を強めようと提起しました。

 討論では、「軍事費2倍化ではなく、いのちと暮らしを守れと対話すると『もう節約も限界』『増税なんてとんでもない』『岸田政権はおしまいに』と、どの世代からも怒りが噴き出す。声と行動を広げたい」(新日本婦人の会)「子どもたちを戦場に送らない、という言葉をしっかり胸に刻み、軍拡反対の、のろしをあげる」(全教)との発言が続きました。

 国際婦人年連絡会の前田佳子世話人(日本女医会会長)、日本共産党の山添拓参院議員が来賓あいさつしました。

 新役員は次の通り(敬称略、新以外は再任)。▽会長=柴田真佐子▽副会長=沖津由子、伍淑子、塚田豊子、伝法谷恵子、舟橋初恵、堀江ゆり、牧野由子、山田博子、米山淳子▽事務局長=井上美恵子(新)


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