2022年12月17日(土)
暴走必ず打ち破る
「安保3文書」 閣議決定に抗議
官邸前 300人“声あげよう”
![]() (写真)「安保3文書」改定の閣議決定を許さないと首相官邸(右手前の建物)に向かって抗議する人たち=16日 |
岸田文雄内閣が、「敵基地攻撃能力」の保有、大軍拡の方針を盛り込んだ「安保3文書」の閣議決定強行を狙うなか、16日朝、首相官邸前で300人(主催者発表)の市民が「勝手に決めるな」「岸田政権はただちに退陣を」と声をあげました。「憲法9条を壊すな!実行委員会」が呼びかけ、総がかり行動実行委員会が協賛しました。
主催者あいさつした「憲法9条を壊すな!実行委員会」の高田健さんは「国会での議論もなく、内閣が勝手に決めるものだ」と批判し、「2014年7月の集団的自衛権の行使容認の閣議決定に怒りの声を上げ、総がかり行動実行委員会や、各地のたたかいへとつながった」と強調。「全国で反対の声をあげ、“戦争する国”づくりを進める岸田政権を退陣に追い込もう」と呼びかけました。
市民がマイクを握りました。憲法会議の高橋信一事務局長は「明確な憲法違反で、日本を全面戦争に巻き込むものだ」と批判。日本国際ボランティアセンター(JVC)の今井高樹代表理事は「安倍政権以降、各国の人々の『日本は平和国家』との認識が変わってきたと強く感じる。国際支援でも非軍事の原則が変えられようとしている」と訴えました。
日本共産党の山添拓参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が連帯あいさつしました。
「大学の授業前に駆けつけた」と言う女性(21)は「“軍拡はやめて”の声をあげたくて来ました。反対する人はたくさんいます。一緒に声をあげて政治を変えたい」と話しました。









