2022年12月17日(土)
辺野古新基地やめよ
各省庁に署名3万1049人分
元山さん提出
![]() (写真)署名を各省庁の担当者に手渡す元山さん。右隣は、同席する「沖縄の風」の高良参院議員=16日、参院議員会館 |
岸田政権に沖縄・名護市辺野古への米軍新基地建設断念を求める署名を呼びかけていた大学院生の元山仁士郎さん(「辺野古」県民投票の会元代表)が16日、参院議員会館を訪れ、集まった3万1049人分の署名を内閣府などの各省庁に提出しました。
元山さんは今年5月、沖縄が本土復帰50年を迎えるにあたって、「米軍基地問題をめぐる現状を変えたい」とハンガーストライキを決行。並行して、オンラインを中心に署名も呼びかけました。
内閣府や国土交通省など各省庁の担当者に署名を手渡した後に取材に応じた元山さん。今年1年を振り返り、5月にハンストを実施した後に参院選(7月)や沖縄県知事選(9月)で米軍新基地建設反対を掲げる候補者が相ついで当選したのに、「いまだに米軍基地建設が止まっていない。政府の対応が変わらないことは残念です」と発言。
その上で、憲法違反の「敵基地攻撃能力」の保有などを盛り込んだ「安保3文書」の閣議決定について触れ、「軍事力で平和が訪れることはありません。『台湾有事』を口実に、沖縄などに自衛隊の基地強化が強行されていることにも納得いきません。平和のために政治がすべきことは、外交努力です」と述べました。
署名提出には、参院会派「沖縄の風」の高良鉄美参院議員が同席しました。









