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2022年12月15日(木)

首相発言は言語道断

穀田氏「大軍拡は国民守らず」

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=14日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は14日、国会内で記者会見し、大軍拡増税に関して岸田文雄首相が「今を生きる国民が自らの責任としてその重みを背負って対応すべきものだ」と発言したことについて問われ、「全く言語道断だ」と厳しく批判しました。

 穀田氏は、「(首相は)大軍拡の方針を貫き、どんなことがあってもやるということだ。『国民の命と暮らしを守るため』としているが大きな誤りだ」と指摘。「大軍拡は日本を守るものではない、アメリカの起こす戦争に加担するもので対米従属極まる、という根本問題を訴えていく。今の時代を担う人たちが平和に生きるため必要なのは絶対に戦争にしないための外交だ」と語りました。

 また、大軍拡にむけた増税論議について、「問われている根本問題は財源をどうするのかではなく、このまま大軍拡に走っていいのかというそもそも論だ。自民、公明両党が合意した敵基地攻撃能力保有を許していいのかということが問われている」と主張しました。

 その上で、「5年間で43兆円の軍事費は途方もない巨額であり許されない」「復興財源の流用から始まり、インフラ、研究開発、ありとあらゆるものを軍事優先しようとしている。国の成り立ちを根底から覆すものだ」と批判。「大軍拡は、国民の暮らし、平和、憲法を破壊するということを訴えて、国民的な大運動にしてやめさせていく。そのために力を注ぎたい」と決意を語りました。


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