しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年12月14日(水)

大軍拡路線はやめよ

田村貴昭氏 国民生活が犠牲に

写真

(写真)質問する田村貴昭議員=6日、衆院財金委

 日本共産党の田村貴昭議員は6日の衆院財務金融委員会で、岸田文雄首相が鈴木俊一財務相に指示した2023年度から5年間の防衛費総額を43兆円とする方針は、国民生活を犠牲にするものだと追及しました。

 財務省の財政制度等審議会への提出資料によると、近年国の予算では軍事費を“聖域”として一貫して増加しているのに、その他の予算は削減しています。

 田村氏は、軍事費を倍増させるなら「社会保障関係予算などに大なたが振るわれる」と指摘。鈴木財務相は財源は歳出改革、剰余金や税外収入の活用、税制措置などを一体的に決定すると述べ、命と暮らしを守る予算は「今後ともしっかりと措置をしたい」と答弁しました。

 田村氏は、建設国債などの借金で軍事予算をまかなうとの議論があるが、「戦前の痛苦な反省・教訓を忘れたのか」と批判。鈴木財務相は「年末に一体的に決定すべく調整を進める」と述べるにとどまりました。

 田村氏は物価高と実質賃金低下に苦しむ国民に大きくのしかかる大軍拡路線は直ちにやめよと要求しました。


pageup