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2022年12月13日(火)

茨城県議選 1議席確保

水戸市・城里町区 大型開発優先県政を批判

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(写真)3期目の当選を喜び合う江尻氏(中央)と支持者ら=11日、水戸市

 茨城県議選(定数62)が11日投開票され、日本共産党は現職の江尻加那氏(定数6、水戸市・城里町区)が3期目の当選を果たしました。つくば市区(同5)では5期目をめざした山中たい子氏が次点となり、現有2から1議席減となりました。

つくばで現職次点

 取手市区(同2)は、新人の佐野太一氏が自民現職2人に対し善戦したものの、及びませんでした。東海第2原発が立地する東海村区(同1)は自民現職との一騎打ちになり、新人の川崎篤子氏が再稼働ストップを掲げて奮闘しました。最大会派の自民党は県連幹事長を含む現職10人が落選。改選前の44から35議席に減らしました。

 日本共産党は大型開発優先のゆがんだ県政をただすとともに、「全国8位の財政力を暮らし・福祉・教育に生かす茨城を」と訴えました。

 水戸市・城里町区は過去最多の10人が立候補し、保守系新人が乱立するかつてない激戦の中、52年守り抜いてきた県都の党議席を確保。非正規雇用の青年が「最低賃金のアップを託したい」と歩み寄るなど、政策への共感も寄せられました。

 つくば市区は、山中氏が議会で何度も取り上げ、選挙中も訴えた県立高校の新設を争点に押し上げました。一般紙も「県立高校の新設を求める声高まる」などと注目。取手市区は自民党が「逆風にさらされる選挙」として共産党に危機感を燃やし、無所属市議が佐野氏を応援する動きも生まれました。

 東海村区(同1)では、川崎氏が前回参院比例得票から約3倍伸ばし、健闘しました。

 結果詳報は次の通り。

◆茨城県議選・水戸市・城里町区6―10

当江尻 加那49現 10313(5)

◆茨城県議選・つくば市区5―8

 山中 泰子71現 7727(6)

◆茨城県議選・取手市区2―3

 佐野 太一54新 8580(3)

◆茨城県議選・東海村区1―2

 川崎 篤子69新 2494(2)

▽共1(2)▽自35(44)▽公4(4)▽立2(2)▽維1(0)▽国3(3)▽諸1(0)無15(3)欠0(4)

議席占有率1・61%(3・23%)

 (投票率38・54%)


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