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2022年12月10日(土)

学び支える署名さらに

学費の公私間格差是正を

私学助成をすすめる会

写真

(写真)私学の学費負担の重さなどを訴える高校生(右奥)=9日、東京都内

 全国私学助成をすすめる会は9日、「学費の公私間格差・自治体間格差の是正を求める院内集会」を東京都内で開きました。全国各地の私立高校に通う生徒や父母ら170人が参加し「私学の無償化」を訴え。私学助成の拡充を求める署名が195万7347人分集まったと報告されました。

 西手尚子共同代表は、3年ぶりに愛知でリアル開催した全国父母懇談会・私学助成をすすめる会交流集会の様子を報告し、「子どもたちによりよい教育環境をつくるために、多くの全国の仲間とがんばりたい」と表明。山口直之共同代表(全国私教連委員長)が基調報告し、「高等学校等就学支援金」の加算支給の受給対象者がいまだに私立高校生の半数に至っていないと強調しました。教育公財政支出がOECD(経済開発協力機構)平均になれば大学までの無償教育は実現するとの試算も示して、私学の無償化実現に、さらに署名運動や請願活動を強めることを呼びかけました。

 高校生から「勉強だけでなく、友だちがいて、青春して、いろんな壁を乗り越える。その“学校”の大切さを思い知った。それを支えるのが私学助成です。だれもが公平で学びたいところで学べるようにしてください」などの訴えが続きました。

 与野党の国会議員が出席。日本共産党から高橋千鶴子、宮本岳志、本村伸子の各衆院議員と、伊藤岳、吉良よし子両参院議員があいさつしました。

 参加者は集会後、省庁や政党・議員要請を行いました。


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