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2022年12月8日(木)

奈良・香芝市議会「出席停止」処分

姑息で司法も軽視

党市議が会見

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(写真)弁護団とともに会見する青木氏(中央)=6日、奈良市

 奈良県香芝市議会で「(5日から)4日間の出席停止」処分を受けた日本共産党の青木恒子市議(1期目)は6日、弁護団とともに奈良市で会見しました。

 青木氏は5日の市議会で自身への処分が決められた「姑息(こそく)なやり方」を説明。「今までは弁明の機会(懲罰特別委員会の開催)を1週間前に文書で知らされたにもかかわらず、今回はすぐ弁明。その後すぐに本会議で午後8時前までかかって多数決で決めた。開かれた議会になっていない」と訴えました。20人近くの市民が最後まで残り「市議会の異常さを感じていただいたことで私自身の励ましにもなっている」と述べました。

 青木氏は8日に予定していた一般質問の機会を奪われました。処分に賛成した議員が「たった1日」だけだと主張したことについて、青木氏は「議会軽視、議員軽視であり、香芝市民を侮っている」と厳しく批判。「“議員の窓口同行禁止”という根拠」や、生活保護、就学援助などについて質問する予定だったと話しました。

 古川雅朗弁護士が同日の弁護団声明を公表。裁判所が事前に出席停止処分をすれば違法性が強いと警告していたことを無視して市議会が強行したことについて、「司法を著しく軽視するもの」だと憤りを表しました。奈良地裁に求めている「陳謝または出席停止」処分の差し止めを「市に対する損害賠償請求(国家賠償請求)に変更する予定である」ことを述べました。


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