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2022年12月3日(土)

患者受け入れ支援を

感染拡大 紙氏事業再開迫る

参院予算委

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(写真)質問する紙智子議員=2日、参院予算委

 日本共産党の紙智子議員は2日の参院予算委員会で、北海道をはじめ全国で新型コロナの第8次感染が広がっているとして、患者を受け入れる病院に補助金を支出する「受け入れ緊急支援事業」の復活を要求しました。

 北海道の10月の感染者は約8万9000人、11月は約23万人と1カ月で2・6倍に、死者は10月の143人から11月の553人へと3・9倍に増加しています。紙氏は、道内主要都市の病床利用率が上がり、旭川市では約75%にもなっており、「病床が足りないのではないか」とただしました。

 また、新型コロナ患者(疑い含む)の受け入れ拡大をはかるため政府が始めた「感染症患者等入院受け入れ医療機関緊急支援事業」(補助額1床450万円、うち人件費300万円)が9月末で終了したことを問題視し、感染者・死者数とも9、10両月と現在では「全く違う」ほど増えていると指摘し、事業再開を求めました。

 岸田文雄首相は「今のところ即座に病床を増やす要望は受け取っていない」と答弁。紙氏は全国知事会が11月17日の「緊急提言」で「緊急支援事業」の実施検討要請を「出している」と反論。「亡くならなくていい命が奪われている。即時に判断すべきだ」と主張しました。

 加藤勝信厚生労働相は「地元の要望を聞いて適切に対応する」と答えました。


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