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2022年12月1日(木)

自民・薗浦氏側、不記載か

闇パーティー疑惑 日曜版スクープ発端

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(写真)薗浦健太郎衆院議員のパーティー券疑惑をスクープした「しんぶん赤旗」日曜版(2021年3月21日号)

 自民党の薗浦健太郎衆院議員の政治団体がパーティー券収入の記載を怠っていた疑惑は、「しんぶん赤旗」日曜版(2021年3月21日号など)がスクープしたものです。

 日曜版は、都内の高級ホテル「ザ・キャピトルホテル東急」で19年4月3日に開催されたパーティー「そのうら健太郎と未来を語る会」が、薗浦氏の関連団体の政治資金収支報告書に記載されていないことを指摘。「闇パーティー疑惑」だと報じました。パーティーの講師は自民党の甘利明元幹事長でした。

 この記事を受けて、薗浦氏は自身の資金管理団体「新時代政経研究会」の収支報告書(19年分)をこっそりと訂正。このパーティーで162万円の収入を得たとしていました。

 日曜版の報道後、神戸学院大学の上脇博之教授が、薗浦氏らを政治資金規正法違反の疑いで東京地検に告発(21年9月28日付)していました。

 東京地検特捜部が捜査しているという報道をうけ、30日に薗浦氏が国会内で開いた会見でも、記者団から日曜版が報じた「闇パーティー疑惑」に関する質問が相次ぎました。

 「チェックが不十分だった」「こんなことになっているとは思わなかった」と言い逃れる薗浦氏に対し、ある記者は「赤旗の報道はずっと前だ」と指摘。薗浦氏は「そのパーティーの収支は修正した。それで終わりだと思っていた」と主張しました。

 本紙記者の「なぜ不記載が起きたのか」との質問には、「昼食会みたいな形で開いたので、パーティーと認識していなかったと修正するときに(秘書から)聞いた」と弁明しました。


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