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2022年12月1日(木)

総務相 疑念に答えず

宮本岳志氏 定員超過の会場どう利用

衆院総務委

写真

(写真)宮本岳志議員

 日本共産党の宮本岳志議員は29日の衆院総務委員会で、松本剛明総務相の資金管理団体が昨年開いた政治資金パーティーでも、コロナ禍におけるホテルの収容人数を大幅に上回るパーティー券を販売していた事実を示し、政治資金規正法違反の疑惑を追及しました。

 松本総務相の資金管理団体「松本たけあき後援会」の収支報告書では、昨年12月27日に兵庫県姫路市で開いた政治資金パーティーのパーティー券収入を1772万円と記載。1枚2万円であるため、886枚販売されたことになります。

 宮本氏は、ホテルの宴会場資料を示し、最大でも560人が定員だと指摘。さらに、同時期はコロナ禍の「県独自措置」として、兵庫県がイベントの収容人数の上限を「大声なし」で「定員まで」、「大声あり」で「定員の50%」と制限していることを挙げ、「県の要請に反したのか」と追及しました。

 松本総務相は「規定に従ってしっかりと行った」と答えました。宮本氏は、声なしのパーティーは考えられないため280人が上限だと指摘。「886人の出席予定者が、280人が限界の会場にどのような形で入ったのか」と迫りました。

 松本総務相は「会場経費、映像関係事業者に払った費用などから、どの部屋をどのような形態で利用したかは推察してもらえれば」と答弁。宮本氏は「推察の話ではない。答えなければ疑念は晴れない」と批判しました。


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