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2022年11月30日(水)

ブロック政治批判に注目

トルコ通信社 志位委員長を取材

 トルコの国営アナトリア通信はこのほど、日本共産党の志位和夫委員長へのインタビューを配信しました。イスタンブールで開催されたアジア政党国際会議(ICAPP、18日~19日)第11回総会の際に取材したもの。同通信社は、米国がアジア太平洋地域で主導する「クアッド」(米、日、豪、印が参加)など事実上の中国包囲網の動きに関心を寄せ、外交的排除として批判した志位氏の回答に注目しました。

 配信記事は冒頭で、「日本のベテラン国会議員は、中国の『覇権主義的行動』を批判しつつ、アジア太平洋地域の問題から北京を孤立させないように注意を促した」と述べ、続けて志位氏のコメントを紹介。志位氏は、「私たちは中国の覇権主義的な行動に対して非常に批判的な見解を持っています」と述べながら、「しかし、中国を排除することは、この地域に平和的条件を作りだすための良いアプローチではありません」と語りました。

 記事は、志位氏がクアッドに対し「非常に批判的見解を持っている」と述べ、「もし一種のブロック政治を作れば、外交的に排他的な枠組みに陥る」と指摘したことを伝えました。

 日本共産党について「『地域の平和的枠組みをつくるために』地域問題に中国を包摂することに賛成している」と述べました。

 記事は、ロシアによるウクライナ侵略で生じた穀物輸出問題でのトルコの仲介努力を志位氏が評価したことも伝えました。


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