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2022年11月28日(月)

「何より賃上げが大事」

党の緊急経済提案 倉林氏が報告

京都でシンポ

写真

(写真)緊急経済提案などについて語り合ったシンポジウム=27日、京都市中京区

 日本共産党京都府委員会は27日、京都市中京区で「京都経済を考えるシンポジウム」を開き、68人が参加しました。倉林明子副委員長・参院議員、吉田敬一・駒澤大学名誉教授、迫祐仁府議がパネリストとして報告しました。

 倉林氏は、政府の物価対策が「これから上がる電気代などを抑えるのが中心。実感できる対策ではない」と批判。党の「緊急経済提案」を報告し「何より賃上げ。大企業でも中小企業でもすべての働く人の賃上げにつながる提案だ」と述べました。中小企業の過剰債務問題について、コロナ対応融資(ゼロゼロ融資)を「別枠債務」にする新たな提案などを紹介しました。

 吉田氏は、大量生産でなく地域の特性に応じた経済、地産地消で生活文化に根差した地域づくりを強調。迫氏は、買い物客へのアンケートや業界団体との懇談などから食料品や仕入れ価格の上昇などに悲鳴が上がり、インボイス制度への不安が広がっていることを紹介しました。

 平井良人京都市議、京都総評の梶川憲議長らが発言。会場から「飲食店はコロナ前に戻るめどがない。賃上げで市民の懐をあたため経済を回すことが必要。その点を『経済提案』で大きくとりあげているのは重要」(料飲組合)などの声が出ました。


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