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2022年11月26日(土)

2021年分政治資金報告

松本総務相 また規正法違反か

収容人数大幅超パー券販売

 松本剛明総務相の資金管理団体が2021年にも会場収容人数を大幅に上回るパーティー券の販売をしていたことが25日、総務省が公表した政治資金収支報告書などから分かりました。

 松本氏をめぐっては18~20年に毎年開いたパーティーでも同様の問題があることを本紙(22日付)が特報しています。松本氏は国会質疑(24日)で「法の定める事項は全て報告している」「法にのっとって適切に処理している」としか述べておらず、政治資金を所管する閣僚として説明責任が問われます。

 松本氏の資金管理団体「松本たけあき後援会」は、兵庫県姫路市内のホテルで同年12月にパーティーを開催。収支報告書によると1772万円の収入がありました。パーティー券1枚を2万円とすると、886人分を販売したことになります。18~20年に開催したパーティー券の金額については、24日の衆院総務委員会での質疑で1枚2万円であることが明らかになっています。同ホテルの宴会場の最大収容人数は400人です。収容人数の倍以上となるパーティー券を販売した形です。

 政治資金規正法はパーティーを「対価を徴収して行われる催物」と定めています。参加予定のないものがパーティー券を購入した場合は「対価」とならず、寄付にあたる恐れがあります。同後援会はこの分を寄付として収支報告書に記載しておらず、規正法違反の疑いがもたれています。松本氏の事務所にパーティーの参加人数などについて質問しましたが、期限までに回答はありませんでした。


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