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2022年11月25日(金)

高齢者人権宣言を採択

京都 日本高齢者大会が閉会

 京都市で開かれていた第35回日本高齢者大会(主催・実行委員会)は24日、全体会を開き、日本高齢者人権宣言とアピールを採択して閉会しました。前日の23日には、学習講座と分科会を行い、2日間でのべ2100人が参加しました。


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(写真)「人権」と書かれたボードを掲げアピールする参加者ら=24日、京都市左京区

 アピールでは、「高齢者の人権保障がすべての年齢の人々の人権保障の実現と、社会の豊かな発展につながる」とし、「すべての年齢の人たちと力をあわせることを誓う」としています。基調報告した実行委員会の畑中久明事務局長は、「高齢者人権宣言を内外に発信し、“豊かな高齢期”をめざして、大会の成果を持ち帰り、運動を前進させよう」と呼びかけました。

 採択された「宣言」で保障されるべき高齢者の人権は、「いのちと尊厳が守られる権利」「自律的で独立した生活をおくる権利」「最高水準の健康を享受する権利」など23項目。

 総合地球環境学研究所所長の山極寿一さんが講演。「文化的多様性に関する世界宣言」(ユネスコ総会)での「文化的多様性は、交流、革新、創造の源として人類に必要なものである」を引きながら、「情報・通信ネット社会になっても、高齢者は文化の担い手であり育児の担い手でもあります。効率的時間から自由な高齢者こそ、社会を活性化させる」と激励しました。


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