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2022年11月24日(木)

女性転落死 再発防げ

本村氏、相談所改善を要求

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(写真)質問する本村伸子議員=16日、衆院法務委

 日本共産党の本村伸子議員は、16日の衆院法務委員会で、名古屋市在住の15歳の女性が市内の児童相談所の窓から転落し死亡した問題で、第三者委員会を設置し、総合的な再発防止策の策定を求めました。

 本村氏は、高年齢の子どもを支援する居場所・住まいが不足しているという、名古屋市からの聞き取りを通じて判明した問題点を指摘。「国が責任を持ってシェルターなどの居場所の確保や、アウトリーチ、カウンセリングの強化、就労支援、金銭給付などを行うことが求められている」と主張しました。

 伊佐進一厚生労働副大臣は「困難な問題を抱える女性に寄り添った支援体制に、自治体・関係者の皆さんと連携しながら取り組む」と答えました。

 本村氏は、女性がトイレに入った直後に転落したとして「宿直体制でも女性トイレの対応は女性職員ができるなどきめ細かく対応できるよう、児童福祉司、児童心理司、児童相談所の職員を正規で抜本的に増やす」ことを要求。伊佐氏は、夜間対応について児童相談所OBを非常勤で配置する財政支援を含め「体制整備をしっかり行う」と答えました。

 本村氏は「全国の児童相談所の窓の総点検を行い、転落しない仕様に国が財源をつけて替えるべきだ」と主張。伊佐氏は「必要な対応を検討する」と答弁しました。


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