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2022年11月24日(木)

オール与党県政変える宝の2議席守り抜こう

高松で演説会 小池書記局長訴え

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(写真)聴衆の激励にこたえる小池晃書記局長(左から8人目)と地方選挙予定候補の13氏=23日、高松市のレクザムホール

 日本共産党香川県委員会は23日、高松市で、県議選など来春の統一地方選での必勝を期して演説会を開催しました。小池晃書記局長が、国いいなり・暮らしと福祉ないがしろの県政の問題点を明らかにし、創立100年を迎えた党の魅力や政策を縦横に語り、高松市では、かし昭二、秋山時貞両県議の宝の2議席を必ず守り抜き、他の市町でも全員勝利をと訴えました。

 小池氏は、県の世論調査でも過半数の家庭が「生活が苦しくなった」と答え、実際に県民の年間所得は23年間で50万円も減少し、中小零細企業は10年間で25%が廃業、耕作放棄地は農地の4分の1に広がり、新型コロナ感染拡大に有効な手だても打てないもとで、四国新幹線建設やサンポー卜高松再開発など大型開発には湯水のように税金をつぎ込んでいると批判。こんな県政を支えているのが「共産党以外のオール与党だ」と批判しました。

 一方、党県議団は県民の運動と力を合わせ、中学3年までの35人学級を実現し、新型コロナ対策を知事に直接申し入れ、事業者支援などを実現したと紹介。高校卒業までの子ども医療費無料化、学校給食費無償化、国保税軽減などを掲げ奮闘していると強調しました。

 また、県選出の自民党国会議員全員が統一協会関連団体行事「ピースロード」の実行委員会に名を連ね、平井卓也元デジタル相は実行委員長を務め、自民県議や県内の自治体首長も多数参加するなど、反社会的集団との癒着は深刻だと指摘。「共産党の追及で県は行事の後援を取り消したが、それで解決する問題ではない。全体像を徹底解明し、癒着を断ち切れの声は共産党へ」と呼びかけました。

 さらに、党議員団の提起で政務活動費に1円からの領収書添付と公開を実現したが、県議会の海外視察には県民の批判が高まり、裁判で返還命令も出たのに、視察は依然続いていると指摘。「県議会をさらに改革するためには、清潔・公正な日本共産党の議席が絶対に必要ではないか」と問いかけ、かし、秋山両氏の必勝を重ねて訴えました。

 小池氏は「福祉切り捨ての高松市政を変える決定的な力も、共産党の全員勝利だ」と強調し、岡田まなみ、藤沢やよい(以上現職)、池野元章(新人)の3市議予定候補の必勝を呼びかけました。

 さらに小池氏は、岸田政権が設置した防衛力強化に関する有識者会議の報告書で、敵基地攻撃能力保有を明記し、ミサイル配備などで、5年以内に軍事費を2倍化し、その負担を国民に増税などで押し付ける一方、医療や介護の改悪を進める動きを厳しく批判。「暮らしも平和も押しつぶす『軍事国家』づくりを止めよう。県議選も、高松市議選も、その他の市や町の選挙も、1票を争う大激戦だ。全員を勝たせ、香川県から自公政権ノーの審判を下そう」と訴えると、大きな拍手と歓声が起こりました。

秋山・かし県議「2人で議会に」

 前回初めて議席を獲得した秋山県議は、福祉・教育・地域経済発展に取り組み、議会改革では県議の豪華海外旅行、不透明な政務活動費を追求してきたと述べ、「若い人が希望を持て、高齢者が住み続けられる香川を。私が私らしく、あなたがあなたらしく生きられる香川をつくっていきたい」と決意を述べました。

 6期目に挑戦する、かし県議は「平和・暮らし・福祉を守るために全力をあげてきた」と強調。県議2議席の力で、少人数学級を中3まで実現してきたとし、「オール与党」の県議会の中での共産党の2議席は、県民と力を合わせ、子どもの医療費の高卒までの無料化、学校給食の無料化、県民目線での議会改革を実現する力だと力説。「2人そろって県議会に送ってほしい」と力を込めました。


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