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2022年11月24日(木)

年金増 海外の経験学ぶ

日本高齢者大会始まる

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(写真)登壇者の発言に拍手を送る日本高齢者大会・学習講座参加者ら=23日、京都市南区

 「高齢者も若者も手をつなぎ いのち・くらしを守る政治を!」を合言葉に、第35回日本高齢者大会が23日、京都市内ではじまりました。コロナ禍に負けず3年ぶりの現地リアル開催です。

 初日は、「ジェンダー平等社会へ」などをテーマにした五つの学習講座と11分科会が市内各所で開かれました。

 学習講座「世界の高齢者との大交流」では、イタリア年金者組合(SPI-CGIL)のレオポルド・タルタニア国際部長を迎えて、組合員300万人を擁し、年金増額を勝ち取った活動の教訓などを学びました。

 レオポルド氏は、イタリアでは年金の購買力を減らさない見直しが行われてきたと指摘。ことしも、ロシアのウクライナ戦争などによる物価高・高インフレ率に見合う年金引き上げをデモや集会などのたたかいで勝ち取ったと報告しました。

 助言者の唐鎌直義・佐久大学教授は、「日本は8~10%の消費税増税で事実上年金の購買力が8%減らされている」として、年金者組合などがすすめる物価高騰に見合う年金額引き上げを求める運動の大切さとともに、年金の消費税スライド制実現の要求も掲げていいと語りました。

 2日間の日程。24日の全体会で“高齢者やすべての年齢の人々の現在と未来に、希望と輝きをもてる真の長寿社会を創造するための基本原則を掲げる”とした「日本高齢者人権宣言」を採択します。


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