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2022年11月22日(火)

きょうの潮流

 信頼と実行―どんな思いで、このスローガンを掲げたのか。財務官僚から政治家に転身。妻の祖父は池田勇人元首相。叔父にあたる池田行彦氏の地盤を継ぎ国会議員の職に▼更迭された寺田稔総務相です。官僚時代に政治との接点が多く、身内にも政治家がいて、自分にとって政治は身近な存在だったと。しかしモットーにした信頼は地に落ち、実行したのは政治とカネをめぐる数々のごまかしでした▼領収書の偽造や裏金づくり、脱税や選挙買収と疑惑は山ほど。地元後援会の会計責任者を故人にしていたことも発覚しました。しかも、政治資金に目を光らせるはずの総務相みずからが規制の抜け道を探り、逃れようとしていたとは▼わずか1カ月の間に3人の閣僚が辞任に追い込まれた岸田政権。統一協会との深い関係、死刑執行を話のネタにした暴言、政治とカネの問題。どれも社会の根本を揺るがす深刻さにもかかわらず、岸田首相は「任命責任」をくり返すだけで、責任をとろうともしません▼過去には辞任ドミノが政権の崩壊を招いたことも。最初の安倍政権のときは10カ月の間に5人が交代し、その後の退陣につながりました。閣僚や官房副長官が次々と辞任した麻生政権も総選挙で惨敗を喫しました▼数字が刻まれたドミノは西洋カルタの一種で、古くから社交の場でも遊ばれてきた知的なゲームです。日本でひろく知られているのはパイを使ったドミノ倒しのほう。次に倒れる番は、もはや世間からかけ離れていくばかりの政権か。


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