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2022年11月21日(月)

徹底追及 統一協会

維新 長崎1区候補が関連行事出席

県議時代 2021年の記録動画から判明

 日本維新の会は次期衆院選長崎1区に元県議の山田博司氏を擁立しました。山田氏は県議時代の2020年2月に、統一協会(世界平和統一家庭連合)のダミー団体、天宙平和連合(UPF)が主催するイベントに参加していたことが、統一協会の行事を記録した動画から分かりました。(統一協会取材班)


写真

(写真)統一協会のオンライン行事でスピーチする山田博司氏(統一協会の動画から)

 動画は昨年3月、オンラインで行われた統一協会九州地区の「希望前進礼拝」。統一協会が巨額な献金集めの口実に推進する日韓トンネル構想の「完成予想図」を背景にして登場した山田氏は約3分間スピーチし、同協会の韓鶴子総裁を「平和の母」と持ち上げて感謝を表明しました。

 山田氏はスピーチで、UPF主催のワールドサミット2020に参加したとのべ「日本と韓国は近いようで遠い。これからは韓総裁のもとで日本と韓国が世界平和の礎となるよう頑張らねばいけない。その証しとして国際ハイウェイ構想、日韓トンネルが大切だ」と発言。「日本と韓国が世界の中心になり、国際ハイウェイ構想実現に向けて会員の皆様が私たちと一致団結したい」と強調しました。

 山田氏は旧福江市議、県議を経て昨年10月の衆院選長崎3区に無所属で立候補。自民、立憲民主両候補を下回って落選したのち、同年12月の県議補選に立候補して自民候補に敗れました。秘書を務めていた妻が今年7月の参院選長崎選挙区に維新公認で立候補し落選。妻は来年4月の県議選で維新の公認が決まっています。

 本紙は山田氏に統一協会の行事に出席した経緯などを質問しましたが、期限までに回答はありませんでした。


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