しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年11月20日(日)

小学校上を低空飛行

紙氏 オスプレイ無法抗議

写真

(写真)質問する紙智子議員=14日、参院行監委

 日本共産党の紙智子議員は14日の参院行政監視委員会で、先月の北海道での日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン22(RD22)」が道民への危険や住民の不安を置き去りに強行されたことに抗議しました。

 今年で2年連続となるRD22は米海兵隊と陸上自衛隊が先月1~14日に実施。実弾射撃も含めた3500人規模の実践的訓練は対中国を念頭にしたものと報道されています。紙氏は「こうした訓練は近隣諸国の緊張を高めるだけだ」と批判しました。

 その上で、陸上自衛隊丘珠駐屯地でオスプレイの訓練が初めて実施された先月1日、札幌市北区の百合が原小学校のグラウンド上空を150フィート=約45メートルで飛行する同機の目撃情報に言及。「『低空飛行訓練は、地上から500フィート以上の高度で飛行』とする2012年の日米合同委員会合意違反ではないか」とただすと、小野田紀美防衛政務官は質問に答えず、「米側に安全面に配慮するよう引き続き求めていく」と述べるにとどまりました。

 紙氏は「オスプレイが北海道を広域に移動した訓練は初めてだ」と指摘。飛行ルートや飛来時刻が知らされず、自治体や住民から不安の声が上がっていると述べ、「安全性に問題のあるオスプレイ訓練を強行したことに強く抗議する」と強調。同訓練の行政評価の実施と日米共同訓練の中止を求めました。


pageup