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2022年11月19日(土)

コンセンサスを重視しともに解決を見いだす

アジア政党国際会議 志位委員長、総会宣言案への党提案で

 【イスタンブール=鎌塚由美】アジア政党国際会議第11回総会に出席している日本共産党の志位和夫委員長は18日、同総会での発言後、当地駐在の日本メディアの取材に応じました。総会宣言案への提案について、日本共産党代表団は事前に事務局あてに提出していますが、その趣旨を説明しました。

 志位氏は、今回の日本共産党の提案は「コンセンサス(全会一致)で宣言案が採択されるというICAPP総会の性格を考えたものにした」と述べ、さらに、「同総会が対立や紛争を激化させず、ともに解決方法を見いだしていく場」であることを踏まえたものにしたと語りました。

 ロシアのウクライナ侵略に対して、宣言案としては、10月12日の国連総会決議の第7項に則して、ウクライナの主権と領土保全の尊重を前提としつつ、政治的対話による平和的解決を求めるものにしたと述べました。

 志位氏は、先の東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議でも「主流化する」ことが確認された「ASEANインド太平洋構想(AOIP)」の特徴は、特定の国を排除するのでなく、地域のすべての国を包摂する平和の枠組みをめざしていることにあると述べ、「同構想の支持・推進は、東アジアサミット(EAS)に参加するすべての国が賛成しており、こうした方向は、当然、一致点になりうると考えている」と強調しました。

 核兵器問題は、これまでのICAPP総会でも、アスタナ、プノンペン、コロンボなどの一連の総会で「核兵器のない世界」「核兵器禁止条約の交渉を求める」などが採択されており、それを踏まえた提案を行ったと語りました。


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