2022年11月17日(木)
福岡市長選 市民重視の市政に転換
田中候補演説会 野党勢ぞろい
穀田氏訴え
日本共産党の穀田恵二国会対策委員長・衆院議員は15日、事実上の与野党一騎打ちでたたかわれている福岡市長選(20日投票)の応援に入り、田中しんすけ候補(44)=無所属新、立憲民主・社民・国民民主各党推薦、日本共産党支持=の個人演説会で、各党の代表とともに訴えました。
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「福岡市から政治をかえる会」が主催。社民党党首の福島瑞穂参院議員、立憲民主党の藤田一枝県連顧問、れいわ新選組の辻恵元衆院議員、地域政党の2市議、代表らが一堂に会し、国民民主党の泉日出夫県連幹事長・北九州市議がメッセージを寄せました。
穀田氏は、「大企業優先か暮らし第一か」が争点だと強調し、自民党市議団などが支援する現職候補の大型開発・規制緩和路線を批判。田中氏の市民重視の公約と、党が取り組む市民アンケート結果の一致点などを挙げ、「田中市長の実現で、学校給食、義務教育の無償化という新しい政治のメッセージを福岡市から全国に発信していこう」と呼びかけました。
田中氏は、現市政の12年間で市民所得は伸びていないと批判。大型再開発の見直しを力説し、「みなさんと一緒にたたかっていく」と力を込めました。
市民連合運営委員の中野晃一氏(上智大学教授)が講演。会場は集まった470人の熱気に包まれました。参加した女性(40)=派遣社員=は「野党の結束を感じた。(支持を)広げたい」と意気込みました。