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2022年11月17日(木)

緒方副委員長 ベルギー労働党と会談

両党関係の確立を確認

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(写真)14日、ベルギー労働党本部で会談する緒方副委員長(右)、米沢国際局員(右から2人目)、メルタン書記長(左から2人目)、デベルダー国際責任者(左)

 日本共産党の緒方靖夫副委員長は14日、ブリュッセルのベルギー労働党本部で、同党のペーター・メルタン書記長と両党間で初めての公式会談を行い、両党関係を確立することを確認しました。

 双方は、それぞれ党の歴史を紹介しあうとともに、国内情勢や国際課題で意見交換をおこないました。

 さらにそのなかで、ロシアによるウクライナ侵略を非難するとともに、国連憲章と国際法にもとづく平和の確立、ますます有害性が明らかになっている軍事ブロック反対、核兵器禁止をはじめとする平和の課題で、協力を強めることを確認しました。

 メルタン氏はウクライナ戦争のもとで、米国の圧力が強まり欧州の独立が脅かされていると指摘し、欧州の中心部に位置し、北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)の国際機関本部が集中する同国での活動を紹介しました。

 メルタン氏は、1979年に作られた同党が当初、極左的な教義に縛られ、得票率が0・1%にまで下がる危機の下で、2008年に、教条主義を排し、原則的かつ柔軟な党に変える党改革を断行したことを紹介。国民的な選択を得るために、政策活動を強め、草の根で市民の声に耳を傾け、それにこたえる活動を続けたことにより発展を続けてきたと説明しました。

 特に、ソーシャルメディア活用を戦略にすえ、国民、特に若者、労働者に党について効果的に伝えることを重視する活動を紹介。19年の選挙で10増の12議席(定数150議席)に躍進した力となったことを説明しました。

 会談には、日本側から米沢博史国際局員が、ベルギー側からは、ベルト・デベルダー国際責任者、今年の原水爆禁止世界大会に参加したNGO役員・医学博士のビム・ドシュクレール氏が参加しました。

ショルツ欧州議会議員と会談

 引き続き一行は14日、ブリュッセルの欧州議会で、左翼会派のヘルムート・ショルツ欧州議会議員(ドイツ左翼党所属)と会談し、議会活動などについて説明を受けました。

 双方は、ロシアのウクライナ侵略が欧州と日本にもたらした政治的、経済的、軍事的影響などについて情報と意見を交換しました。

 会談には、日本共産党の緒方氏、米沢氏、小島良一国際委員会委員、欧州議会側からは、ファビオ・アマート左翼会派顧問が参加しました。


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