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2022年11月17日(木)

寺田氏「後援会担当が宛名」

井上氏 領収書偽造疑惑を追及

参院特委

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(写真)質問する井上哲士議員=16日、参院倫選特委

 日本共産党の井上哲士議員は16日の参院政治倫理選挙特別委員会で、寺田稔総務相の関連政治団体での「寺田稔」が宛名になった領収書の偽造疑惑を追及しました。寺田総務相は、後援会の事務担当者が書いたことを認めました。

 この問題では、寺田稔竹原後援会の収支報告書に添付された領収書11枚の宛名の筆跡が酷似しているとして、塩川鉄也衆院議員が衆院の質疑で確認を求めていました。井上氏から再確認された寺田総務相は「領収書の宛名を書いたのは後援会の事務担当者である」と認めた上で、「発行者からの追記の要請を受けて宛名が空欄の領収書を受け取って記載した」と答弁。問題はないと開き直りました。

 井上氏は、総務省の政治資金適正化委員会が出した政治資金に関するQ&Aで「国会議員関係政治団体側で追記することは適当ではないと書かれている」と批判しました。

 さらに、昨年の総選挙の選挙運動収支報告書に添付された領収書77枚にも偽造疑惑があると指摘。竹原後援会の領収書と筆跡が酷似したものがあるとし、「大臣の選挙収支報告書に関与している人が竹原後援会にも関与している。(これまで)大臣が述べてきた竹原後援会に関して『自身は一切関与していない』などというのは事実と違う」「政治資金の透明性を確保する規正法を所管している大臣に値しない」と強調しました。

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(写真)寺田稔と書かれた筆跡が酷似している、選挙運動費用収支報告書に添付された領収書(一部画像を加工、井上事務所提供)


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