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2022年11月16日(水)

オランダ社会党と緒方副委員長が会談

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(写真)12日、ハーグで会談する(左から)緒方副委員長、米沢国際局員、バンデン政治・外交顧問、フクストラ書記長

 日本共産党の緒方靖夫副委員長は12日、オランダ中部ユトレヒト州アメルスフォールトのオランダ社会党本部で、同党のアルノー・フクストラ書記長と会談し、両党の友好と連帯の関係確立を合意しました。双方はそれぞれ、党の歴史、路線、組織活動について、紹介し合いました。

 フクストラ氏は、短時間の動画などを活用しながらオランダ社会党を紹介。資本主義を乗り越え社会主義を目指しつつ、当面は民主主義革命を目指すこと、武力によらず議会を通じた多数者による革命を目指している点など、日本共産党と多くの共通点があると述べました。

 また、オランダに米国製核兵器が現実に配備されているもとでロシアによる核威嚇もあり、「核兵器をなくせ」の声がオランダで高まっていることを示し、核兵器廃絶の課題でも協力したいと述べました。

 双方は今後、この訪問準備で活用したZoom(ズーム)会談での意見交換を継続すること、オランダでのヒロシマ・ナガサキデーの行動と日本の運動との協力を進めることを確認しました。

 その後、両氏は90キロ離れた政治的中心都市ハーグで、外交官出身のミシェル・ファン・バンデン党政治・外交顧問を交え、欧州とアジアの情勢について意見交換を続けました。

 双方は軍事ブロックも「民主対専制」も世界を分断するものだとして、排除ではなく包摂の対応が求められると強調しました。

 先方の質問に答え、緒方氏は党の「外交ビジョン」や東アジア情勢を説明。紛争を外交的に解決する重要性を強調しました。

 今年創立50周年を迎えるオランダ社会党は下院で9議席(定数150)、上院で4議席(同75)を持っています。

 会談には、日本側から米沢博史国際局員、オランダ側から、ロバート・ブラウン国際局員が参加しました。


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