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2022年11月15日(火)

赤旗 全国囲碁・将棋大会

囲碁 小野さん “自分の土俵”

将棋 山岸さん 熱戦勝ち抜く

ともに初V

写真

(写真)準々決勝からスタートした第57回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会2日目=13日、東京都渋谷区

 東京都渋谷区の日本共産党本部で開かれた第57回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦)は2日目の13日、高レベルの熱戦で優勝経験者が次々姿を消すなか、囲碁で小野慎吾さん(39)=山口県=、将棋で山岸亮平さん(25)=静岡県=がともに初栄冠を手にしました。

 囲碁の決勝は、お互いの石を突き破る激しいたたかいに。小野さんは、「三連星に構えて、自分の土俵でやれた。決勝はヨセで突き放すことができた」と話しました。

 準優勝の奈須春樹さん(23)=宮崎県=は、「赤旗名人戦はレベルが上がっていて、みなさん強かった。私の碁はAI(人工知能)の評価が低くても、こうじゃないと」と語りました。

 3位の赤木志鴻(しこう)さん(24)=奈良県=は、「早々に秒読みになって、勝負所に時間を残せなかったのが課題です」と振り返ります。4位の杉田俊太朗さん(25)=長野県=は、「優勝をめざしましたが、立命館大学囲碁研究部の先輩、小野さんに敗れ、反省が残ります。今度は、小野さんの連覇阻止をめざします」と力強く語りました。

 将棋優勝の山岸さんは、相入玉模様の将棋を勝ち切るなど熱戦続きで、「盤面に集中して、何とか勝ち残りました。正直、ほっとしました」と述べました。

 準優勝の荒木隆さん(32)=滋賀県=は、「決勝の相手は強かった。堅実にいきすぎたかもしれない。精査して改善したい」と振り返りました。

 畑山敏輝さん(20)=大阪府=は初出場で3位。「2~3年前から全国大会に出るようになり、赤旗名人戦も再開を知って参加しました」。秒読みが続く熱戦もありましたが、「疲れはあまりなく指せました」。

 4位の葛山拓生さん(42)=埼玉県=は、準々決勝で前回優勝の横山大樹さん(32)=招待=を破りましたが、準決勝で敗退。「居飛車党ですが、リアルで駒に触れる久々の機会に、振り飛車に挑戦し、研究の差が出てしまいました。いいところまでいけて自信になりました」と話しました。

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