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2022年11月15日(火)

COP27inエジプト

団結すれば負けない

若者ら気候マーチ

写真

(写真)「損失と被害に補償を」などと訴え行進する人たち=12日、シャルムエルシェイク(小林圭子撮影)

 「パワー・トゥー・ザ・ピープル(大衆に力を)」―気候危機に立ち向かうために世界中からエジプトに集まった人々の熱気でCOP27(国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議)の会場が沸き上がりました。COPに参加する若者らが12日、気候変動の対策を訴え、気候マーチに取り組みました。

 「損失と被害に補償を」「ノー・モア・化石燃料」などと書かれた横断幕やプラカードを掲げた人たちが、COP会場内の通りを埋め尽くしました。リズムに合わせ「団結した人々は、決して負けない」とコールし、連帯をアピールしました。

 ポーランドから来たビクトリアさん(20)は、EU(欧州連合)諸国がウクライナ戦争を言い訳に、化石燃料の使用を高めていると批判。再生可能エネルギーへの転換を求めています。「途上国の人々は、気候変動の影響に適応することができない。損失や被害の問題も非常に重要だ」と強調しました。

 日本の気候活動家の山本健太朗さん(25)は「日本は世界各地で、気候変動を推し進めるような事業を“援助”と称して官民でやっている。途上国の人たちの被害の上に成り立つような金もうけはやめろ」と訴えました。

 (シャルムエルシェイク=小林圭子)


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