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2022年11月13日(日)

ドイツ左翼党と緒方副委員長が会談

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(写真)会談するガレルト常任幹部会委員(左から2人目)と緒方副委員長(その右)ら=11日、ベルリン

 日本共産党の緒方靖夫副委員長は11日、ベルリンのドイツ左翼党本部で、同党のウルフ・ガレルト常任幹部会委員・国際委員会議長と会談し、両党関係を再活性化し、欧州とアジアなど国際問題をはじめ両党の政策、党建設での意見交換を促進することで合意しました。

 ガレルト氏は、「両党間でさまざまな機会に接触は多くあったが、ドイツ革命運動の伝統ある党本部での初めての正式会談を歓迎する」と一行を迎えました。緒方氏は、「若干の空白はあったが、訪問の目的は両党関係を強め、共通する国際課題での協力を促進することだ」と述べたうえで、平和、気候正義などの党の立場を説明しました。

 ガレルト氏は、「ウクライナへのロシアの侵略について、ロシアの覇権主義的な侵略が原因であり、NATOの動きをもって合理化してはならない」と述べ、NATOをはじめ軍事ブロックによる世界の分断への危険とたたかう同党の立場を述べました。

 特に、極右が台頭している問題で、党が一番力を入れなければならないと指摘し、新自由主義政治の犠牲者である弱者が最も極右の影響を受けているという矛盾した状況を、「今後検討すべき戦略問題」と強調。難民問題では、人道的受け入れという当然の党の立場が、極右による受け入れ拒否によって国民世論に届きにくくなっている問題を政策的に検討していくと述べました。

 議論は、党建設、基礎単位の活動にも及び、ガレルト氏は、党員数がこの数年で6万台から5万台に減少した現状と、それを打開するための活動について述べました。緒方氏は、党の未来を左右する課題として党員拡大を活動の正面に据えて「特別期間」に取り組んでいる活動を紹介しました。

 会談には小島良一国際委員会委員とユリア・ビーデマン国際部長が参加しました。


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