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2022年11月13日(日)

「多様な性」をアピール

東京トランスマーチに1000人

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(写真)「多様な性が尊重される社会に」とアピールする参加者=12日、東京都新宿区

 出生時に割り当てられた性別と性自認が異なるトランスジェンダーの権利と尊厳を守ろうとアピールする「東京トランスマーチ2022」が12日、東京都新宿区で行われました。映画監督の浅沼智也さんとライターの畑野とまとさんが共同代表を務める「Transgender Japan」が主催し、約1000人が「性差別を許さない」「私のことは私が決める」と声を上げて行進しました。

 会場の新宿中央公園では、トランスジェンダーの当事者や支援者がステージ上でスピーチしました。

 カラフルな衣装でステージに上がったAさん(58)=神奈川県=は「幼いころから『女の子』として見られることに苦しみ、書類の性別欄を書くときに手が止まりました。社会の中で“多様な性”の認識が少しでも進めばいいと思います。世界で唯一無二の自分の存在を大切にして生きていこう」と呼びかけました。

 Bさん(36)=東京都=は「太陽の下で好きな服を着て歩けることは、すごく気持ちがいいです。自分らしい姿で生きられる未来を想像し、一歩ずつ前に進もう」と笑顔で語りました。

 それぞれの思いが書かれたプラカードを掲げて行進する参加者に、沿道の人々が大きく手を振りました。

 各政党の代表が応援メッセージを寄せ、日本共産党の志位和夫委員長は「私たちは党の綱領に、性的指向と性自認を理由とする差別をなくすことを掲げています。みなさんの声と運動に学び、これからも共に歩みます」と連帯を示しました。


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