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2022年11月11日(金)

オスプレイ 防衛省が答弁訂正

山添氏「不具合把握 説明なし」

 浜田靖一防衛相は10日の参院外交防衛委員会で、8日の同委員会での日本共産党の山添拓議員への答弁に誤りがあったとし、内容を訂正した上で謝罪しました。

 山添氏は、米軍と自衛隊が運用するオスプレイが、回転翼に動力を伝達するクラッチの不具合で制御不能に陥る危険について、防衛省が把握した時期を質問。防衛省の町田一仁人事教育局長は8日、「米国防省からクラッチが原因とする特有の現象がまれに発生することを2010年の段階で把握」と答弁していましたが、10日の答弁で「米国防省はクラッチが原因とする特有の現象がまれに発生することを10年の段階で把握」の読み間違いであったと訂正。把握したのは、自衛隊が教育プログラムを受けた16年だったと述べました。

 山添氏は、防衛省が不具合を把握した時期をめぐり、「質疑で3回にわたり指摘したが、どの問いにも訂正をしなかった」と批判。また、防衛省が不具合を把握した16年、自衛隊に配備した20年の時点でも、地元自治体に説明していなかったことが判明しました。山添氏は、「防衛省は地元の理解を言いながら、制御不能の事象すら説明しなかったことは不誠実だ」と強調。配備の撤回を求めました。


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