2022年11月10日(木)
2022年米中間選挙
共和党 下院で優勢
民主 上院は接戦続く
政権運営に影響確実
【ワシントン=石黒みずほ】バイデン政権の2年間の審判となる米中間選挙が8日、投開票されました。野党共和党は下院(改選435)で優勢となっており、4年ぶりの過半数奪還が見込まれます。上院(同35)では接戦が続いています。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、米東部時間9日午前1時半現在、共和党は下院で187議席を獲得しており、154議席の民主党をリードしています。フロリダ、バージニア、テネシーの各州では、民主党の議席を共和党が奪還。下院で民主党が少数に転じれば議会は「ねじれ」状態となり、バイデン大統領の残り2年の政権運営に影響が出るのは確実です。
民主党進歩派でニューヨーク州のオカシオコルテス氏、ミネソタ州のオマル氏は議席を維持しました。
上院では共和党は47議席、民主党は48議席を獲得。最終盤で接戦区域に入ったニューハンプシャー州では民主党が議席を守りました。アリゾナ、ジョージア、ネバダ各州では接戦が続き、ペンシルベニア州では民主党、ウィスコンシン州では共和党がそれぞれリードしています。
連邦議会選と同時に、36州では州知事選も行われています。ジョージア州では、民主党のエイブラムス氏が全米初の黒人女性知事として期待されていましたが、現職のケンプ知事に敗北。ペンシルベニア州では、選挙不正の主張を繰り返した共和党のマストリアーノ氏を破り、民主党のシャピロ氏が勝利を確実にしています。








