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2022年11月9日(水)

欧州訪問団 仏から開始

日本共産党 相互理解・学び合い精神で

 日本共産党の欧州訪問代表団は7日、パリで、フランス共産党指導部と会談し、活動を開始しました。

 訪問団は、緒方靖夫副委員長・国際委員会責任者、小島良一国際委員会委員、米沢博史国際局員から構成されています。

 緒方氏と団員1人のチームで、フランス、スウェーデン、ドイツ、オランダ、ベルギー、オーストリア6カ国の左翼・進歩政党の指導部と会談します。その間、もう1人の団員は、関係者との懇談や視察も行い、限られた時間ながら多面的に活動します。

 今回会談する政党は、共に発達した資本主義の下でそれぞれの国の変革のために活動しており、条件の違いはあるものの、活動状況、直面している課題、その打開のための苦労など日本とも共通する点が多くあります。訪問は、それらを知り合う相互理解、学び合いの精神で、今後につながる協力関係を新たにつくり、強化しようというものです。

 また、日本政府、北大西洋条約機構(NATO)諸国政府が、ロシアのウクライナ侵略をもち出して、軍事、政治的連携を急速に強めているもとで、日欧の左翼・進歩政党間で平和の課題での協力強化について話し合います。

 また、欧州で右翼勢力の台頭と政権への進出が見られ、日本でも侵略戦争美化の右翼的潮流が強まっており、この政治状況についても意見交換をおこないます。

 日本共産党は、第28回党大会の綱領改定で、1世紀にわたる革命の歴史の総括から、その道にはいろいろあっても、発達した資本主義国での社会変革が社会主義・共産主義への大道であるとの命題を打ち出し、先の党創立100周年記念講演で、そうした活動を進める諸党との関係強化を提起したところです。

 訪問を通じて、未来社会への新たな展望をふまえ、理論と経験を交流して、欧州左翼と連携した党の国際活動への新しい端緒を開こうというものです。


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