2022年11月6日(日)
働く女性の東京集会
消費税減税で手を結ぼう
女性の地位向上をめざす「第8回はたらく女性の東京集会」(主催・実行委員会)が5日に開かれました。『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』の著者、堀内都喜子さんが講演し、オンラインと合わせ約130人が参加しました。
![]() (写真)「はたらく女性の東京集会」で講演する堀内さん=5日、東京都千代田区 |
5年連続で幸福度ランキング世界1位となったフィンランド。堀内さんは「税率は高いものの、失業しても社会福祉が充実していて、国家や他者への信頼度が高い」と指摘。大学まで授業料が無料で、産休も育休も取りやすく、政治分野でのジェンダー平等も進んでいると紹介し、「初めから順調だったわけではありません。貧困や敗戦など、困難に直面しながら克服してきました」と話しました。
東京都障害児学校教職員組合(都障教組)の田中律さんは「特別支援学校では教員が不足し、クラス担任を配置できないという信じられないことが起きている」として、教員と教室を増やすことを訴えました。
東京医労連の佐藤陽子さんは「コロナ患者を受け入れる病院の9割が赤字。ストレスも大きく退職者が増えている」と指摘。職員不足で、ベッドがあっても患者を受け入れられず病棟自体を閉鎖する例もあると述べました。
久保桂子実行委員長はコロナ禍と物価高に言及。消費税減税など緊急課題について「全ての女性が手を結ぼう」と呼びかけました。









