2022年11月4日(金)
北海道 シカとの事故が増加
JRが緊急停止 車とぶつかる
![]() (写真)群れて行動するエゾシカ=北海道標茶町 |
エゾシカの生息数が増えるとともに、シカとの事故が北海道内で増加しています。
10月26日夕には、釧路管内の標茶(しべちゃ)町の国道272号でワゴン車とトラックが正面衝突し、ワゴン車を運転していた釧路市の会社員(51)と同乗者(72)の2人が死亡するという痛ましい事故が起きました。
警察は現場の状況から、ワゴン車がシカと衝突した弾みで対向車線のトラックと衝突したとみています。
エゾシカが関係する交通事故は昨年、道内で4007件。とくに秋はシカが活発に活動する季節で細心の注意が必要といいます。
JRがシカと接触して緊急停止する、車の運転中にシカとぶつかったことがある、庭先や畑などでの目撃情報も多くあります。
「このあたりでは、しょっちゅう事故が起きている」と日本共産党の深見迪標茶町議。「シカはたいてい群れて行動しているので、1頭が目の前を通り過ぎたからと油断してはだめ。続けて道路を横断するため、飛び出してくることがある」と警告しています。









