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2022年11月4日(金)

自衛隊 性暴力なくせ

本村氏「徹底した検証を」

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(写真)質問する本村伸子議員=1日、衆院本会議

 日本共産党の本村伸子議員は1日の衆院本会議で、自衛隊内での性暴力被害の根絶を主張しました。

 本村氏は、自衛隊内で性暴力を受け告発した元自衛官の五ノ井里奈さんに対し被害から1年以上たった9月29日に防衛省が被害を認め謝罪し、10月17日に加害者が謝罪したことについて「被害者が顔と名前を出さなければ、隠蔽(いんぺい)され救われない。こんなことは許されない」と批判。「徹底した実態把握と事実の究明、過去にさかのぼって自衛隊内で起こった全ての被害について徹底的に調査、検証をするべきだ」と追及しました。

 浜田靖一防衛相は「極めて深刻な事案であり誠に遺憾、速やかに懲戒処分を実施する」とし、ハラスメント根絶に向けて「相談の対応状況の緊急点検や特別防衛監察の実施を指示し、徹底的なハラスメントの実態把握と事実究明に努めている」と答えました。

 本村氏は、特別防衛監察についてプライバシーの完全な保護を求めるとともに、口止めの圧力をかけた上司などへの厳正な処分を求めました。浜田氏は「万が一、被害を申し出たために所属する部隊・機関等で不利益な取り扱いを受けたときは、申出者からの通知により厳格に対応する」と答弁しました。


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