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2022年11月4日(金)

子どもに予算 保育士もっと

全国集会 配置基準改善迫る

東京で800人

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(写真)「子どものために配置基準改善!保育士増やして!」などのプラカードを掲げる集会参加者=3日、東京・日比谷野外音楽堂

 「子どものための予算をもっと!保育士をもっと!」を合言葉に、すべての子どもによりよい保育を求める大集会(主催・実行委)が3日、東京・日比谷野外音楽堂で行われました。コロナ禍に負けず3年ぶりのリアル開催で全国から800人が参加。「子どもたちと保育園を守る請願署名を広げて、国に改善を迫ろう」とのアピールを採択しました。

 自治労連の小山国治副委員長が開会あいさつし、全国保育団体連絡会の実方伸子副会長が情勢と運動の課題について基調報告。現場は感染防止対応の業務が加わり保育士不足も重なり多忙化に拍車がかかっているとし、「保育・福祉をないがしろにしてきた国の政策の結果」だと批判。「軍事費ではなく、子どもの権利を最優先に、抜本的な政策転換を求めるべきときです」と強調し、子ども・子育て関係予算の倍増や、70年前とほぼ変わらない職員配置基準の改善で保育士の増員を図ることなどに全力をあげようと訴えました。

 報告・活動交流では、保育事故当事者や福祉保育労などが発言。愛知の代表70人は「子どもたちにもう1人保育士を」の運動を全国で盛り上げようとアピールしました。

 新日本婦人の会の西川香子副会長が閉会あいさつし、「先輩たちが切り開いてきた保育運動。ネクスト世代はその次の世代とともに基準改善という新しい運動を起こしましょう」と呼びかけました。

 参加者は、「軍事費多すぎ 子育て予算を倍増に」「処遇の改善 ケア労働者に賃上げを」などとコールしながら、有楽町などをデモ行進しました。


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