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2022年11月3日(木)

保育の予算 大幅増を

3年ぶりリアル国会要請

塩川氏あいさつ

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(写真)まとめの集会で、「保育予算の増額を」とコールする参加者=2日、衆院第1議員会館前

 新日本婦人の会や全国福祉保育労働組合などが事務局の「よりよい保育を!実行委員会」は2日、子どものための予算の大幅増や保育士の増員、職員配置基準の抜本的改善などを求めて、政府・国会要請行動をおこないました。3年ぶりのリアル行動で、北は北海道から南は福岡や高知、香川など全国から150人が参加しました。

 参院議員会館で行われた出発集会で、全国保育団体連絡会の逆井直紀副会長が保育をめぐる情勢の特徴を報告。政府が来年4月に「こども家庭庁」を創設し、社会の真ん中に子ども関連施策をすえ、予算の倍増をめざすと表明したことは注目すべき好機だとのべました。コロナ感染対策などの業務増加に加え、保育士不足が多忙化に拍車をかけ現場の状況は深刻だと指摘。4・5歳児30対1の職員配置基準の見直しなど子どもの権利・安全・発達保障の視点から保育環境の改善は急務との機運が広がっているとのべました。「願いは、すべての子どもに格差なく等しく質の高い保育が保障されることです。専門的で責任が重い仕事に見合わない賃金の改善も待ったなしです」と語りました。

 衆院第1議員会館前で開いた、まとめの集会で、地元選出の国会議員に対し、保育の現状を訴え、予算増などを求める国会請願署名の協力を呼びかけた行動報告などがありました。最後に、全員で「保育予算の増額を」「保育を守れ」とコールしました。

 出発集会では日本共産党の塩川鉄也衆院議員が連帯あいさつしました。


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