2022年11月3日(木)
比例代表中心の制度を
1票の格差違憲判決 穀田氏が会見
![]() (写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=2日、国会内 |
日本共産党の穀田恵二国対委員長は2日、国会内で記者会見し、7月の参院選の「1票の格差」を違憲とした仙台高裁判決(1日)について問われ、7月の参院選に「違憲」判決が下った意味は極めて大きいと述べ、比例代表中心の制度への改正は待ったなしだと主張しました。
穀田氏は、2009年の最高裁判決が、投票価値の平等のため選挙制度の「仕組み自体の見直し」を提起したにもかかわらず、自民党が党利党略で抜本改正を先送りしてきたと批判。12年に「4増4減」、15年には「2合区」と「10増10減」を導入するなどして制度の欠陥を糊塗(こと)してきたと述べ、「一連の自民党の党略的なやり方が事態の深刻さを増している。自民党の責任は極めて重い」と指摘しました。
09年の最高裁判決後、参院では各会派代表者の協議が行われ、当時の西岡武夫議長がブロック別の比例代表を中心とした制度を提案したこともあげ、比例代表を中心とした制度に変えていくべきだと主張しました。









