しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2022年10月29日(土)

木原官房副長官に「推薦状」

統一協会側、昨年の総選挙

衆院内閣委 塩川氏追及

写真

(写真)質問する塩川鉄也議員=28日、衆院内閣委

写真

(写真)答弁する木原誠二官房副長官=28日、衆院内閣委

 木原誠二官房副長官は28日の衆院内閣委員会で、統一協会(世界平和統一家庭連合)のダミー団体「世界平和連合」から昨年の総選挙時に「推薦状」を受け取っていたと明らかにしました。日本共産党の塩川鉄也議員への答弁。

 塩川氏は、統一協会と推薦確認書は交わしたかと質問。木原氏は過去4回の選挙での約1000通の推薦状を調べ、「昨年の総選挙の際、世界平和連合からの推薦状を受領していることが確認された」と認めました。同協会が国政選挙で自民党候補に署名を求めてきた「推薦確認書」について同氏は「交わした事実は確認されなかった」と述べました。

 木原氏をめぐっては、統一協会のダミー団体「平和大使協議会」のメンバーが2016年夏に支援団体「誠世会」を設立しています。木原氏は「何人かの方がそうした団体に関連している」ほか、7回程度講師として参加し、「ご支援、ご理解いただいていた」と答弁しました。

 塩川氏は、同協議会は統一協会の中核的組織だと指摘し、協会関係者から選挙支援を受けたかと追及。木原氏は電話かけなどで「他の組織の応援を受けることはない」と否定しました。

 塩川氏は「推薦確認書」などでの政策への賛同や、質疑で明らかになった「推薦状」も自民党の調査には含まれていないと指摘し、政府として政務三役の推薦状受領や確認書への署名、入会について調査・報告するよう要求。「各議員が調査し説明責任を果たす」と繰り返す松野博一内閣官房長官に、「説明責任が果たされていない。岸田政権の姿勢が問われている」と批判し、重ねて調査、報告を求めました。


pageup