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2022年10月27日(木)

文科相 名称変更 資料が存在

宮本岳志議員 提出・参考人招致を

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(写真)質問する宮本岳志議員=26日、衆院文科委

 永岡桂子文部科学相は26日の衆院文科委員会で、2015年の統一協会(世界平和統一家庭連合)の名称変更について、担当者が当時の下村博文文科相に報告した資料の存在を初めて明確に認めました。日本共産党の宮本岳志議員への答弁です。

 宮本氏が名称変更時の下村氏への説明資料の有無をただすと、永岡氏は「申請を受理する報告を行った際の資料は確認できた。認証を決定する報告を行った際の資料は確認できなかったが、担当者がメモ書きを追加したと思われる極めて近い資料が確認できた」と認めましたが、法人の非公知の事実と行政内部の意思形成過程に関する文書だとして公開を拒否しました。

 宮本氏は、1997年に当時の文化庁宗務課長だった前川喜平元文科事務次官が「実態が変わっていない以上、(名称変更を)認証するわけにはいかない」「受理はするが認証はできないと(統一協会に)伝えて引き下がってもらった」と証言していると追及。永岡氏は「形式上の要件を備えた申請は、受理される必要がある」などと説明しました。

 宮本氏は「受理と認証は別の手続きだ」「統一協会に対する認識が変わっていないのに、なぜ百八十度方向転換して認証したのか」と疑問を投げかけました。

 その上で、統一協会系月刊誌に掲載された同協会の『世界日報』主筆と下村氏が「(文科)大臣室で論じ合った」とする記事を示し、同協会との深い関係を持つ下村氏のもとで名称変更が行われたと指摘。下村氏の参考人招致と同資料の国会への提出を求めました。


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