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2022年10月27日(木)

きょうの潮流

 「何があったのか、どうしてこうなったのか、よく分からない」。地元紙が伝えた自民党府議の言葉は衝撃の大きさを物語っています▼小さな町の大きな勝利はいまも余震が続いています。京都府内で最も面積が小さい自治体の大山崎町。16日投開票の町長選で日本共産党が参加する「大山崎民主町政の会」支持の無所属現職の前川光氏が自民、公明、国民民主推薦の前職候補を大差で破り再選しました▼「町政奪還」を楽観していた自民党にさらにショックを与えたのは町議選の結果でした。定数12のうち前川町政を支える日本共産党が1、2位はじめ前回に続き3分の1の4議席を獲得し得票数・率とも過去最高。先の参院比例票の2・7倍でした。自民党4氏(推薦含む)の合計票を上回りました▼「共産党町政」で「停滞した」などの攻撃は通用しませんでした。地元メディアも「町立3保育所を維持し、新型コロナウイルス感染拡大の支援策として上下水道基本料金を14カ月免除するなど、前川氏の1期目の取り組みは町民に一定評価されたといえる」(「京都」)と報じました▼共産党は暮らし・子育て応援の前川町政をさらに前にと訴えるとともに、安倍元首相の「国葬」を強行し統一協会との癒着を断ち切れず、コロナや物価高騰に無策な岸田政権に大山崎から審判を、と呼びかけました▼「天下分け目の天王山」ゆかりの地から、「潮目の変化」が大きな変化へとつながる可能性を感じさせた政治戦。統一地方選は来春に迫っています。


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