2022年10月26日(水)
トンネルじん肺救済法実現を
全国キャラバンが集結集会
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トンネルじん肺と建設アスベスト(石綿)の被害根絶、救済基金創設や給付金制度の拡充を求めて「第33回なくせじん肺全国キャラバン」(同実行委員会)の集結集会が25日、衆院第1議員会館で開かれました。
主催者あいさつした角田季代子実行委員会代表委員(建交労委員長)は、1日からの全国キャラバンで自治体や労働局など110カ所に要請したと報告。「事実を隠そうとする企業に対し、事実を直視させよう。根絶のために知恵を集め、力をつくそう」と訴えました。
トンネルじん肺救済法成立にむけて、佐藤陵一全国トンネルじん肺闘争本部長は「昨年、与野党7党による懇談会が実現し、救済給付基金制度の成立が視野に入ってきた。企業も参加させ、基金設立を実現させよう」と報告しました。
昨年成立した建設アスベスト給付金改正にむけて、清水謙一全国建設アスベスト訴訟全国統一本部事務局長は「大きな影響を与える四つの裁判がたたかわれている。全国で建材メーカーを包囲する大宣伝行動を展開しよう」と訴えました。
11月7日に判決を迎える「三菱長崎造船じん肺・アスベスト第3陣訴訟」の原告は「仲間6人が亡くなった。三菱重工に下・孫請け労働者の被害の責任を取らせることは社会的課題です」と支援を訴えました。
日本共産党から紙智子、山添拓両参院議員が参加し、連帯あいさつしました。立憲民主党、社民党の議員が参加しました。
集会に先立ち、厚労省・環境省前で宣伝し、建物改修解体問題シンポジウムを開催しました。