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2022年10月26日(水)

甲府市上空の米軍機空中給油

防衛省、事実認める

今年3月分

写真

(写真)ホースをつなぎ、空中給油を行っているKC130空中給油機。後方の戦闘機はF35Bステルス戦闘機とみられる=3月25日、山梨県甲府市(福田良二さん撮影)

 山梨県甲府市上空付近で、米軍機による空中給油が相次いで目撃されている問題で、同県の長崎幸太郎知事は25日の定例会見で、防衛省南関東防衛局から、「ことし3月23日に甲府市周辺上空で空中給油を行った事実が確認された」と回答があったと明らかにしました。米軍が同市周辺で空中給油を行っていたことを認めたのは初めて。

 日米両政府は、重大事故発生のリスクが高い空中給油について、「陸地上空でやらない」と合意していましたが、今年3月23日、甲府市在住の福田良二さんが写真を撮影。本紙が報道し、日本共産党も国会で追及するなど、事実関係の究明と中止を求めてきました。

 知事によれば、「3月23日に静岡県御殿場市の東富士演習場で訓練中の米軍機を支援する必要から、甲府市周辺の上空で空中給油が行われた事実が確認された」との回答があったといいます。

 ただ、空中給油はこれ以外に何度も目撃が相次いでおり、常態化しています。福田さんは「私が3月23日に撮影したとき、16分後に自衛隊機が飛んできた。当時から知っていたはずだ」と指摘。防衛省の不誠実な対応にあらためて怒りを表明しました。


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