2022年10月23日(日)
オスプレイ緊急着陸
横田配備機 20日、南紀白浜空港に
18年から5回目
![]() (写真)基地内で兵員をつり下げるCV22オスプレイ(南紀白浜空港に緊急着陸したとみられる機体)=7月8日、東京・横田基地(羽村平和委員会提供) |
在日米軍横田基地(福生市など東京都多摩地域)配備の米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが20日に和歌山県白浜町の南紀白浜空港に緊急着陸していたことが22日、わかりました。CV22の民間空港などへの緊急着陸は2018年4月の横田基地への初飛来以降、5回目です。
防衛省北関東防衛局から横田基地周辺自治体への情報提供によると、20日午後10時45分ごろ1機のCV22が飛行中に操縦席内の警告表示を受け南紀白浜空港に予防着陸(緊急着陸)。軽微なセンサーの不具合が生じたため、修理を実施し21日午前6時ごろに同空港を離陸したとしています。
横田基地の監視活動を続けている東京都羽村市の羽村平和委員会によると、20日午後9時31分と同41分ごろ、2機のCV22が相次いで離陸。それぞれ午後10時21分と25分ごろに紀伊半島付近で航跡が途絶えました。京都平和委員会は、21日午前6時半ごろ、紀伊半島付近から岩国基地(山口県)方向へ1機が飛行したことを確認しています。
横田基地のCV22は18年6月、奄美空港(鹿児島県)に2機が緊急着陸し、うち1機が1カ月間とどまり、エンジン交換など修理を実施。全国各地に訓練が拡大するなか、21年には6月に山形空港(山形県)、9月に仙台空港(宮城県)、12月に海上自衛隊館山航空基地(千葉県)と緊急着陸を繰り返しています。
米空軍特殊作戦軍はエンジンとローターを接続するクラッチの不具合を理由に、今年8月16日~9月2日まで空軍保有の53機全機を飛行停止にしていました。









