2022年10月16日(日)
安倍氏「県民葬」に抗議
「憲法違反」「税使うな」
山口県内10会場、総がかりなど集会
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安倍元首相の「国葬」につづき15日、「県民葬」が山口県下関市で強行されることに抗議する行動が同日、県内でいっせいに行われました。総がかり行動やまぐち実行委員会が呼びかけ、下関、山口、宇部、岩国など9地区10会場でスタンディング&リレートークをし、「県民葬」反対をアピールしました。
情報公開された公文書によると、県庁に寄せられた県民からの「県民葬」への意見は、「反対」が8割を超えています。他方、安倍元首相追悼の記帳に訪れたのは、県民の1%にしかすぎません。
山口市中央公園前では5人がリレートーク。憲法を活(い)かす市民の会やまぐちの鳥家治彦代表は、「弔意を強制する憲法違反の『県民葬』に強く反対。安倍政治への礼賛は許さない」と強調。年金者組合の中村鈴枝さんと市民連合・山口地域の会の斎藤彦四郎事務局長は「個人の葬儀に6300万円もの税金を使うのはおかしい。くらしに使うべきだ」と訴えました。
総がかり行動やまぐち共同代表の内山新吾氏、同・県事務局長の桝本康仁氏は、「国葬反対につづき、今日の県民葬反対行動が全県で展開されている。さらに安保法制反対の運動へ頑張ろう。統一協会と故・安倍氏との癒着問題を究明し、私たちの力で県政を変えよう」と訴えました。
最後に集会宣言「県民葬に反対します。私たちは、地方自治の崩壊を許しません」を採択し、県知事に送付しました。