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2022年10月16日(日)

那覇市長選 オナガ候補に期待します

保育士配置基準 改善ぜひ

社会福祉法人立保育園那覇市園長会副会長 ウィンフィールドひろみさん

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(写真)ウィンフィールドひろみさん

 那覇市を「子育て日本一」のまちにすると訴えているオナガ雄治さんに期待します。

 那覇市で誰もが生きがいをもって暮らし、学び、働いて良かったと思えるようになるためには、保護者の就労を支える保育園が欠かせません。ぜひ保育に目を向けていただきたいと思います。

 国が定める保育士の配置基準では、3歳児は1対20、1人の保育士が20人を見なければならず、4~5歳児も1対30です。

 この基準では保育士の目がどうしても届かない状況が生まれてしまい、子どもたちが危険です。子どもたちの発達保障も難しい。しかし、行政からは基準を満たす分の財政補助しか行われていないため、新たに保育士を雇う余裕はありません。ずっと前から改善を訴えてきました。

 いま那覇市では、1歳児のクラスに加配の保育士をつけ、国の基準1対6より手厚い1対5での保育をしている園に、10月から翌年2月の間限定で補助金を出す事業が行われています。このような事業は自治体の裁量でできるので継続し、恒久的なものとして充実していただきたい。

 同時に、保育士の賃金は2013年度から処遇改善がなされているものの、まだまだ一般の業種の平均より低く、保育士の確保が困難な状況は今も深刻です。近隣自治体では、就業継続の支援策として家賃補助が行われていますが、家賃補助がない那覇市から保育士の流出が起き、園長さんたちは悲鳴を上げています。保育士の処遇改善にも力を入れてもらいたいです。


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